「親ガチャ」という語が生まれ、ここ数年で多くの人が貧困の連鎖を認識するようになりました。親ガチャは、親の経済力や文化的背景により子が得られるサポートの厚みが異なり、引き当てた親で人生が左右されることを意味します。
そして同じように、今でも地方と都市との間には厳然とした機会の格差、つまり「出生地ガチャ」も存在しています。これは、都市に生まれていれば貧困家庭でも利用できる文化施設・教育サポートとの接点が、地方では非常に限られ、都市以上に親の経済力により子の人生が左右されるということです。加えて地方では職業の選択肢が少ないために、子どもが抱く未来像も自由度が低くなりがちです。
めしのタネは、これら「親および出生地ガチャ」を解消すべく、様々な職業を多くの子ども達に知ってもらうための活動をしています。そして次なる段階として、全国各地の中高生に対し、コロナ禍で広がったウェビナーツールも利用しながら、安価かつ居住地域に関わらず参加できる多種多様な職業人によるキャリアトーク会を開催することで、多くの子ども達に柔軟なキャリア感を育んでもらう活動を広げていこうとしています。
どうか温かな支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします。